2018年12月31日月曜日

2018シーズン終了のご挨拶


高 未來キャプテンよりご挨拶

この1年主将をさせて頂きました高 未來です。

大阪体育大学という歴史のあるチームで、主将を務めた事に誇りを持ち感謝の気持ちでいっぱいです。

昨年右膝を手術をしてプレーできない時期がある中で、主将に選んで頂いて家族やOB、同期、後輩多くの関係者の方々の支えがあって、無事復帰できAリーグ残留という結果で後輩に繋げることができ安堵しています。

Aリーグを知らない僕達がAリーグで勝つ事の難しさを感じながらも、1試合ごとに成長している事を実感し1勝できたことは、今後の大阪体育大学ラグビー部の財産になると思います。今年の目標であった『大学選手権出場』は達成できませんでしたが、後輩達にはこの結果に満足せずに入れ替え戦には行かず、優勝争いに参加できるチームを作って行って欲しいと思います。

今後も大阪体育大学ラグビー部への熱い応援をよろしくお願い致します。

中谷 誠 監督よりご挨拶

まずは今シーズン、応援して頂いた皆様に心より御礼申し上げます。

思い返せば春シーズン、Aリーグ各大学との春季リーグなどで厚い壁に挑み、跳ね返される事もありました。スコア等をご覧になった方にはご心配をお掛けしたかもしれません。

さらにAリーグ開幕から4戦目まではAリーグの高い強度や環境に慣れていないこともあり、不甲斐ない試合が続いてしまいました。ですが、選手・スタッフ一同諦めずに準備を続けた結果、Aリーグ再昇格後の初勝利を5戦目の関西大学さんとの試合で手に入れることが出来ました。

結果的にこの1勝が唯一のAリーグでの勝利となりましたが、Aリーグを経験したことのない選手達にとっては本当に貴重な経験となったことは言うまでもありません。最終的に入替戦での内容や結果も、このAリーグで戦った7戦の積み重ねがあったからこそ成し得た結果だと思っております。

同時にこの結果は大阪体育大学ラグビー部を応援して頂いた方々のおかげでもあります。本当に有難うございました。

チームは年々成長しております。来季も引き続き強化・成長を続け、一つでも上に登れるようにチーム一丸となって取り組んで参ります。

また、来シーズンにおきましてもどうかご声援のほど宜しくお願い致します。

最後に本年も応援して頂いた方々をはじめ、各関係者の皆様、OBの皆様、選手・スタッフのご家族の皆様、そしてファンの皆様には大変お世話になりました。

どうか来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。皆様良いお年をお迎え下さい。

大阪体育大学ラグビー部
選手・スタッフ一同

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2018年12月13日木曜日

【試合レポート・コメント】12月9日(日)関西大学ラグビーA/Bリーグ 入替戦 龍谷大学戦

12月9日(日)に行われた関西大学ラグビーA/Bリーグの入替戦。

昨年の今頃、この同じ場所でAリーグへの昇格を掴んだのだが、残念なことに今年は逆の立場で戦わなければならない。

Aリーグでは苦しい戦いが続いた今シーズン。9月24日の関西学院大学との試合で幕を上げたが12−48で惨敗。そこからも立命館大学(12−71)、京都産業大学(15−76)、天理大学(61−19)と開幕から4連敗を喫し苦しい状況が続いた。

それでもチーム一丸となって練習に打ち込み、ようやく11月11日の関西大学との試合で17−14で勝利し、昇格後初勝利を手にして光が刺した。

11月18日の同志社大学戦では24−31で敗れたものの、途中リードする時間帯もあり、トライの取り合いでどちらが勝ってもおかしくないような試合をかつてのライバルと繰り広げた。

最終戦の近畿大学戦では前半開始5分から2トライを奪われる苦しい展開。勝てば6位と入替戦を回避できたが、残念ながら7−36で敗れて7位となり、入替戦を戦うこととなった。

入替戦の相手はBリーグ2位の龍谷大学。Bリーグでも対戦しているよく相手を知る者同士の戦いで油断は出来ない。

それも彼らは失うものは何もないのだから、我々はAリーグで戦う権利を賭けて襲いかかってくる相手を“Aリーグのチーム”として迎え撃たなければならなかった。

入替戦が行われたこの日、宝ヶ池球技場では第1試合、昨年我々が勝利した摂南大学が関西大学に勝利をして見事に1季でAリーグに復帰を果たした。Bリーグのチームが1チーム復帰を果たしたという嫌な流れを我々の実力を証明した上で断ち切らなければならなかった。

スタンドには選手・スタッフの家族、友人やOBの方が沢山応援に寒い日にも関わらず駆けつけてくれた。本当に有り難い。そして何よりも一緒に練習をしてきた仲間たちも一生懸命応援をしてくれた。

それに応えるかのように試合は開始直後から試合のペースを握った。前半3分にまず、崩れたモールから1番中島が走り込んで身体をトライラインにねじ込み、キックも決まって早い時間帯で7−0と先制に成功して良いスタートを切った。

12分には崩れたモールからゴール前の攻防となり、赤い壁をぶち破ろうと次々と大体大のランナーが走り込んでトライラインを伺うが、折返しに10番高がキックパスに切り替えてそのボールを11番田中が抑えてトライし12−0とリードを広げる。

19分には龍谷大学がゴールポスト前のスクラムから持ち出したボールを繋いでワイドでトライを奪われて12−5とされてリードを縮められる。

しかし4分後の23分にはゴール前でのモールのチャンスを活かし最後尾の7番吉田がインゴールに飛び込んで19−5とする。

そこからは拮抗した試合が続き、前半終了前に龍谷大学がトライライン近くまで迫るが、ノックオンで19−5のままでハーフタイムを迎える。

後半開始からしばらくは拮抗した試合展開が続き、まだまだ試合の流れは分からない。少しでも流れが相手に傾くものなら、まだまだ14点はセーフティリードではない。

試合が動いたのは59分。またしても10番高が空いたスペースに対してキックパースを放ち、先程もトライを獲った11番田中がまたしてもキャッチして中央まで走り込んでボールを置き26−5とリードを広げることに成功。

67分には龍谷大学がゴール前中央でペナルティを犯したところで、冷静にペナルティキックを選択。冷静に15番中山が決めて29−5と3トライ以上しなければ逆転出来ない点差へと広げた。

72分に龍谷大学にトライを決められて29−10とされるものの、終了間際の78分に4番山本、さらには84分には6番助田が連続トライを決め39−10。勝敗は決した。

最終的にはAリーグを1シーズン戦って培ったフィジカル、強度や経験を発揮して安定した試合展開、そして良い形でAリーグ残留を決めることが出来た。

試合後にはこの試合が引退試合となった4年生が涙する様子も見られるなど、それぞれの想いが交錯した。厳しいタフなシーズンだったが、最終的にはAリーグ残留を果たし後輩達に来年以降も戦う舞台を与えてくれた。


スタンドからは自然に部歌である「押し照るや」の合唱が始まった。だが、この歌をいつか大学選手権の舞台で是非、聞いてみたい。

  高 未來キャプテンのコメント
「沢山の応援ありがとうございました。絶対に負けれない緊張感のある入れ替え戦でこの2週間チーム1人1人が自分に出来ることを考えて行動しました。その結果、試合の方は激しいDF、セットプレーやエリアマネジメントで龍谷大学さんを上回れた事によって勝利を掴めたと思います。内容はベストゲームとは言えませんが勝って後輩達にAリーグ残留を残せて4回生として最低限の事は出来たと思います。今シーズン沢山の応援ありがとうございました。」

中谷監督のコメント
シーズンこの入替戦で最終となり、今年は追われる立場で龍谷大学戦を迎えることになりました。リーグ戦終了から気が抜けない状況下で満身創痍の選手に、スタッフは入念にチェックし挑みました。試合では前で倒すタックルやモールでのスコア等、大体大らしさが遺憾無く発揮出来た内容で39−10と勝利しAリーグ残留することができました。これもひとえに大体大を応援していただいた方々のおかげです。本当に有難うございました。チームは年々成長しております。また、来シーズンにおきましてもどうかご声援のほど宜しくお願い致します。

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画像参照元:関西ラグビーフットボールユニオン、MIYU様

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