2018年11月16日金曜日

【試合レポート・コメント】11月11日(日)ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第5節 関西大学戦

秋晴れの鶴見緑地球技場。

約1ヶ月前に同じこの場所で立命館大学に12-71で大敗を喫したのはまだ記憶に新しい。
なかなか勝利という形で結果に反映されず、もどかしいシーズンを過ごしている中でも折れずに直向きに練習を続けてきた。

前節の天理大学戦で相手に強力な外国人選手が3人いる中でも刺さりに刺さった。前半を5-21で折り返し、結果的には19-61というスコアで敗れたがスコア以上に必死さ、プライド、そして最後の2トライから差した光をこの関西大学との試合に活かせるかが大事なポイントだった。

この試合の立ち上がり、キックの攻防からチャンスを広げて相手陣地でプレー。アタックでジリジリと前進を図り、相手がペナルティを犯して相手陣内奥深くでチャンスのラインアウトを迎える。そこからしっかりとモールを組み、最後尾の8番吉田がトライに成功して先制を果たす。

やはり前節からの鋭いタックルが健在で、自陣に入り込んできた関西大学に対して刺さっ
てプレッシャーを掛ける場面が多く見られた。そしてキックの攻防でも上回れる場面が多く、DFで我慢をした後にキックで相手陣地に入ってプレー出来ていた。スクラムでペナルティをもらい、そこから再びボールは敵陣奥深く10m付近に。そこから再びラインアウトでモールを組み、最後尾の8番吉田がなだれ込む。レフリーの位置からは見えなかったが、タッチジャッジからのレポートでトライの判定で12-0とリードを広げる事に成功した。

前半終了間際の37分にもペナルティをもらって再びラインアウトモールへ、ここでもモールが機能し、最後尾の2番河野がトライを決めて17-0とさらにリードを広げる。

最終的に苦しむキッカケを作ってしまったのは前半終了間際に、さらに果敢にトライを奪いに行くプレーがミスへと繋がり、相手ボールに。そこからボールをキープして前進を許してしまい、最後はワイドでブレイクをされて関西大学にトライを献上してしまった。

17-7で今シーズン初めて公式戦でリードする形でハーフタイムを迎えた。
ハーフタイム中にも選手から最後に許したトライに対して反省の言葉と繰り返さないためにも一つ一つのプレーを大事にプレーして行こうという声が上がっていたのが印象的だったと同時にリードしている事に対して浮足立たないようにしようとチームで確認した。

そして運命の後半へ、前半と同じように相手陣地へと侵入するが、そこからなかなか得点が奪えない展開となった。逆に後半13分に関西大学に再びワイドを突かれてトライを許してしまい17-14とついに3点差で残り27分。

モールを組んでも対策をきっちりと取ってきた関西大学の前に前半のようにはうまく機能しなくなった。そこからトライを狙いに行こうとも相手も必死に止めてくる。どちらも1勝目を目指して意地と意地のぶつかり合いになっていった。まさにドッグファイト。

どちらがチャンスを迎えてもなかなかDFに阻まれてスコアをする事が出来ないし、簡単には許さない。残り10分で得た大体大ボールでのスクラム。相手トライラインから僅か5mの場所で、もちろんスクラムトライを狙ってスクラムを組んで組んで組みまくったが、そのスクラムでペナルティを2回もらった後の3回目で最後尾からボールを処理できずに相手ボールになりターンオーバーを許し決定機を逃した。

スコアはまだ17-14のまま、最後の5分は全てが詰まった5分間だった。とにかく必死にスコアを狙って攻めてくる関西大学に対して必死にタックルをし続ける。相手がプレッシャーからミスをしたマイボールスクラムからも、ミスを犯して相手ボールになったが、そこからも必死にタックルを続ける。最後は23番森の放ったタックルが相手の落球を誘い拾ってマイボールに、そして最後はキャプテン高が蹴り出して決着がついた。

スコアボードに刻まれた「17-14」。

喜び抱き合い、そして涙する大体大フィフティーン、スタッフ、そしてスタンドの選手達。この歓喜の瞬間を迎えるためにこの数ヶ月練習に励んできた。関西大学からは5年ぶりの勝利をもぎ取る事が出来た。

ただ、現実はまだ1勝したに過ぎない。再昇格を果たして掴んだこの1勝は大体大ラグビー部の歴史に一生刻まれるが、まだ終わっていない。同志社大学、そして近畿大学とまだまだ今の大体大ラグビー部にとっての挑戦は終わらない。


自分達の手でAリーグ残留を手に入れられるように残り2戦、必死に立ち向かう。

高 未來キャプテンのコメント
「沢山の応援ありがとうございました。皆さまの支えがありようやく一勝する事が出来ました。多くの応援に恩返ししたい気持ちで部員一丸でもぎ取った一勝に大変嬉しく思います。試合の方は前半にモールでの3トライでBKでのエリアマネージメントFWのセットプレーでの圧力両方が噛み合いまたヘラクレスらしい前に出るDFを我慢強く行えた事が勝利を手繰り寄せたと思います。この勝利で満足するのではなく残り2節すべて勝ち切れるように部員一丸で頑張ります。これからも応援よろしくお願いします。」

中谷監督のコメント
第6節・関西大学戦、応援有難うございました。お陰様でまず貴重な1勝を勝ち取ることが出来ました。これもひとえに皆さまの応援のおかげと実感しております。チームも毎試合毎に成長しております。自信と誇りを胸に刻み、次戦もチャレンジしてくれることと思います。どうか神戸ユニバー記念競技場でのお力添えを宜しくお願い致します。

尚、この試合ではこの日、2トライを挙げ、攻守に活躍した8番・吉田 海 選手(1年 大産大付属)がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれました!

次節、ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節は同志社大学と11月18日(日)12時より神戸ユニバー記念競技場にて対戦致します。是非、会場までお越し頂き、熱い声援をお願い致します!

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画像参照元:関西ラグビーフットボールユニオン

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