2018年11月21日水曜日

【試合レポート・コメント】11月18日(日)ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第6節 同志社大学戦

11月18日(日)に神戸ユニバー記念競技場で行われたムロオ関西大学ラグビーAリーグ・第6節 同志社大学戦は大阪体育大学にとっては大きなチャレンジだった。

実は同志社大学戦に関しては2006年に関西Aリーグを制覇時に勝利した以来、11年間勝利から遠ざかっている(2013年は26−26の引き分け)。

中谷監督からも1985年に71連勝中だった同志社大学の連勝を大阪体育大学止めて優勝を果たしたストーリーも含め、熱い想いを選手に託し、そして自分達の手で試合に勝利して歴史に名を刻み、Aリーグ残留へ一歩でも前進を果たしたいという想いで試合に挑んだ。

結果から言うと壮絶なシーソーゲームとなった。
同志社が先制を果たすも、大体大が取り返し、さらに追加点を重ねるも同志社も取り返す。

痛かったのはハーフタイム直前の失点だった。
ゴール前でのマイボールスクラムで痛恨のノックオンから相手ボールスクラムとなり、結局そこからのプレーで同志社がトライを奪って12-17で前半を折り返した。

恐らくは誰もが経験値でも実力でも同志社有利と見ていた試合だったかもしれない。だが、1985年の、とまでは言えないかもしれないが、選手達はヘラクレス軍団と呼ばれたあの頃の大体大ラグビー部をも彷彿とさせるフィジカルを全面に出したラグビーで身体を張ってタックルをし、そして力強いボールキャリーを見せていた。

後半も大体大らしいFWの縦突破からペースを掴み、最後はワイドでトライを決めて後半に入ってすぐに先制を果たす。しかし、同志社も負けじとすぐにトライを奪い返し、そしてまた大体大が奪う。気付けば24-24の同点。神戸ユニバー記念競技場を訪れたラグビーファンにも恥ずかしくない堂々とした試合を展開していた。

お互い決め手が出ないまま訪れた後半も終盤に差し掛かった33分に相手FWの突進を止めきれず、トライを許し万事休す。24-31となった状況でも最後まで諦めず自陣からマイボールをキープして同志社のトライラインを目指すも厚い壁に阻まれ痛恨のノックオンを喫して終戦を迎えた。

悔し涙を流す選手、何か晴れやかな顔をする選手、次へ切り替えようと言葉を出す選手。それぞれの想いが交錯するが、負けは負け。「よく頑張った」と言われるためにここまで練習をして来た訳ではない。ただ、先輩方が築いた歴史に報いることは出来たはずだ。

「ヘラクレス軍団・大体大」と自信を持って呼ばれる日はそう遠くはないのかもしれないと、そう期待を持たせてくれるような試合だった。

次節、近畿大学との戦いはAリーグ最終節となる。
シンプルに勝てば入替戦回避、負ければ入替戦が待っている。

ここ数年はずっと入替戦を戦い続けている大体大。今年は久しぶりに入替戦を戦わずに12月を迎えられるだろうか?是非、鶴見緑地球技場に11月25日(日)12時に駆けつけてその瞬間を見守って頂きたい。

高 未來キャプテンのコメント
「沢山の応援ありがとうございました。試合の方は惜しくも追いつく事が出来ずに負けてしまいました。自分たちのラグビーを80分間やりきれなかった事が敗因になったと思います。しっかり切り替えて残り1週間で部員一丸となって課題を克服して次節勝利し入れ替え戦回避したいと思います。最後まで多くの皆さま応援よろしくお願いします」

中谷監督のコメント
第6節対同志社大学戦、応援有難うございました。先週の勢いを継続しながら対抗することが出来ました。一進一退同志社大学相手に互角に渡り合えたのですが、反則などで惜しくも勝利を逃してしまいました。あの試合ほど試合巧者というのがどういうことか思い知らされた試合です。これも良い経験になった事と思います。チームの成長もラストリーグ戦となります。もう一度自信と誇りを胸に刻み、次戦近畿大学に大いにチャレンジしてくれることと思います。どうか鶴見緑地グランドでのお力添えを宜しくお願い致します。

次節、ムロオ関西大学ラグビーAリーグ最終節は近畿大学と11月25日(日)12時より鶴見緑地球技場にて対戦致します。是非、会場までお越し頂き、熱い声援をお願い致します!OBの方にはチケットを1000円で販売させて頂くと同時にヘラクレスステッカーをプレゼント致しますので是非、お越しください!

ヘラクレスの様子はブログやツイッター、インスタグラム等で情報を発信していきますので、是非チェックをお願いします!


画像参照元:関西ラグビーフットボールユニオン

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